古代の占いについて
神秘的な威力・・・
あるいは驚異を生み出す力に対する信仰は、民族の差異によってその名称もちがいますが、学問の上では普通に"マナ"といりております。
マナは、太平洋諸島、特にメラネシアの土語で、コドリングトン僧正がその著作『メラネシア』において説明したのが始めです。
またポリネシアやインドネシア諸島の未開人にも等しく共通したことばであります。
A・C・バッドンの『呪法と呪物崇拝』にいう・・・
「メラネシア人の心は、ほとんど一般にマナといわれている超自然的な力に対する信仰にとらわれている。
この力の働きは人間普通の力を超越し、日常自然の過程を飛びはなれたことを現出するものであって・・・
この力は生命の働きの中にあらわれ、人間にも事物にも存在するが、それが表面にあらわれるものは、ただその作用から来たとみとめ得られる種々の結果の上においてである」。