モテト《エクスルターテ・ユビラーテ》

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モーツァルトの《アレルヤ》の名で知られているソプラノ独唱用の小品は、実は彼のモテトの中の終曲をなすものです。

1773年1月17日にミラノのテマチノ教会において初演されているこの《エクスルターテ・ユビラーテ(踊れ、喜べ、幸いなる魂よ)》が、そのモテトです。

このころモーツァルトは、3回目のイタリア旅行を行なっていました。

イタリアはザルツブルク時代の彼にいろいろな形で影響を及ぼしてもいますが、今回の彼は、ミラノでオペラ・セリア《ルチオ・シルラ》を初演するのがひとつの大きな目的でした。

そのためのミラノ滞在中に、彼はこの歌劇のチェチーリオ役をつとめたカストラート歌手・ヴェナンツィオ・ラウッツィー二を独唱者に想定しながら、このモテトの筆をとったと言われています。

ピアノ協奏曲第23番

「ピアノ協奏曲第23番」は、モーツァルトが作曲したピアノ協奏曲。

1786年の3月に完成し、初演も同じ月に行われたと見られていますが、詳細は不明。

同時期のピアノ協奏曲と比べると、この曲は楽器編成や曲の構成がやや単純です。
簡潔で軽快な曲。

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第1楽章 アレグロ イ長調 4/4拍子 ソナタ形式

古典派の協奏ソナタ形式。オーケストラが提示した主題をピアノが繰り返す明快な形式です。

第2楽章 アダージョ 嬰ヘ短調 6/8拍子 三部形式
シチリアーノのリズムに基づいた旋律が歌われます。第22番の第2楽章も短調ですが、大規模な第22番とは違い、物思いに沈んだように静かで短い曲。

第3楽章 アレグロ・アッサイ イ長調 2/2拍子 ロンド形式
第2楽章とは一転して飛び跳ねるような活発なロンド。軽快な楽想が次々に現れます。

後宮からの誘拐

『後宮からの誘拐』は、モーツァルトが1782年に作曲した三幕からなるドイツ語オペラです。

日本では『後宮からの逃走』とも呼ばれます。

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クリストフ・フリードリヒ・ブレッツナーの台本を、ゴットリープ・シュテファーニェが改作したもの。

主人公ベルモンテが召使ペドリッロの助けを借りながら、恋人のコンスタンツェをトルコ人の太守セリムの後宮(ハレム)から救い出す・・・というストーリーです。

人気のあるオペラなのでDVDも出てます。


下書きをしない天才

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モーツァルトの異名のひとつに、「下書きをしない天才」というのがあります。

モーツァルトの自筆譜の中には完成・未完成曲含め、草稿及び修正の跡が多く発見されています。

特に人気のあるピアノ協奏曲23番は、その数年前に書かれた草稿が発見されています。

ただ、作曲するのが早かったのは事実。
例えば交響曲第36番はリンツ滞在中に作曲されたようですが、父との手紙のやり取りから3日で書き上げたことが分かっています。

交響曲第39番から41番「ジュピター」までの3つの交響曲も、わずか6週間ほどで完成させています。

また、別の手紙からは彼が頭の中で交響曲の第1楽章を作曲したあと、それを譜面に書き起こしながら同時に第2楽章を頭の中で作曲し今度は第2楽章を書き起こしている間に第3楽章を頭の中で作曲したという手順を踏んでいたということが分かっています。

ものすごい頭の中ですよね。

天国的

モーツァルトは、晩年に向かうにつれて長調の作品であっても深い哀しみを帯びた作品が増え、その作品たちはしばしば「天国的」というように形容されます。

また、短調作品は非常に少ないながら悲壮かつ哀愁あふれる曲調で、交響曲第40番ト短調のように人気が高いですね。

モーツァルトの時代には、すでにポリフォニー音楽が流行遅れになり、ホモフォニー音楽が支配的になっていました。

しかし彼はバッハやヘンデルの作品を研究し、交響曲第41番の終楽章のように対位法を活用する手腕もあったんです。


モーツァルトの作風

モーツァルトは古典派音楽の代表であり、ハイドン、ベートーヴェンと並んでウィーン古典派三大巨匠の一人です。

最初は実の父親に習い、ヨハン・ショーベルトなど当時のヨーロッパで流行した作曲家たちの様式を、クラヴサン曲を中心として学びました。

その後のピアノ・管弦楽曲はバッハの影響を受けています。

後期に入るにつれ、ハイドンとバッハ、双方の影響を強く受けていることがわかります。

モーツァルトの作品はほとんどが長調で、軽快で優美な、装飾音の多い音が特徴です。
これは当時の音楽の流行を反映したものなのだそうです。

これがロココ様式、あるいはギャラント様式と呼ばれています。

また、モーツァルトが主に使用していたピアノの鍵盤は、沈む深さが今のピアノの約半分でした。
それが軽快に演奏できる理由のひとつだったんですね。

作品

作品総数は、断片も含め700曲以上です!
作品は多岐にわたるジャンルがあり、声楽曲(オペラ、教会用の宗教音楽、歌曲など)と器楽曲(交響曲、協奏曲、室内楽曲、ピアノソナタなど)のどちらにも沢山の作品が残されています。

作品を識別するには、音楽家のルートヴィヒ・フォン・ケッヘルが分類した作曲順の目録であるケッヘル番号が使われているのです。

ケッヘル番号は何度か改訂されていて、最新のものは第8版です。
モーツァルト自身は1784年以降に自作の作品目録を付けているんですけどね。
1784年より前の作品やモーツァルト自身の作品目録に載っていない作品には、作曲の時期がはっきりしないものもあるそうです。

まあ、作曲順はバラバラでもいいんじゃないですかね。

モーツァルトの頭蓋骨

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現在、国際モーツァルテウム財団には、モーツァルトのものとされる頭蓋骨が保管されています。
頭蓋骨ですよ!何でそんなものが・・・・。詳しくは、↓

頭蓋骨に記された由来によると・・・埋葬後10年目にモーツァルトを埋葬した墓地は再利用のため整理されて遺骨はバラバラになってわからなくなったそうです・・・。
整理じゃないじゃんん、って言いたくなりますね。
この時何故か、頭蓋骨だけが保管されて、以来複数の所有者の手を経て1902年に同財団によって収蔵。

遺骨が偽者か本物かについてはその存在が知られた当初から否定的な見解がかったのですが、2004年にウィーン医科大学の研究チームがモーツァルトの父・レオポルドほか親族の遺骨の発掘許可を得て、問題の頭蓋骨とのDNA鑑定を行うと発表。

鑑定結果はモーツァルト生誕250年目の2006年1月8日に、オーストリア国営放送のドキュメンタリー番組として公表されたそうです。

これによると・・・調査の試料となったのは頭蓋骨の2本の歯とモーツァルト一族の墓地から発掘した伯母と姪のものとされる遺骨から採取されたDNA。

検査の結果は、頭蓋骨は伯母、姪の遺骨のいずれとも縁戚関係を認められなかったが、伯母と姪とされる遺骨同士もまた縁戚関係にないことが判明し、遺骨をめぐる謎は解決されなかったというグダグダな終わり方に・・・。結局は、謎のままなんですね・・・。

埋葬された位置は・・・不明です

葬儀の日取りは「12月6日説」と「12月7日説」の2つがあるのです!
遺体はウィーン郊外のサンクト・マルクス墓地の共同墓穴に埋葬。
誰も霊柩車に同行する事を許されなかったため、実際に埋葬された位置は不明だそうです・・。
これもよくわからない話ですよね・・・。

没後100年の1891年、中央墓地に当時サンクト・マルクス墓地にあった「モーツァルトの墓とされるもの」が記念碑として移動した時に、またもや位置が分からなくなってしまったという・・・。
あきれちゃいますね・・・。

現在サンクト・マルクス墓地にある「モーツァルトの墓とされるもの」は、移転後に墓地の看守が打ち捨てられた他人の墓の一部などを拾い集めて適当な場所に適当に作ったものなのであまり信じないように・・・。もちろん、「墓とされるもの」の下に骨があるわけではないのであしからず・・。

毒を盛られた?

モーツァルトは・・・病に伏す前に、妻・コンスタンツェに「自分は毒を盛られた」と語った事があるそうです・・・。
実際妻の手紙に「私を嫉妬する敵がポークカツレツに毒を入れ、その毒が体中を回り、体が膨れ、体全体が痛み苦しい」とまでもらしていたと言っています・・。
うぅ・・とても苦しそうですね・・。

そして、2002年にイギリスのモーツァルト研究家は、モーツァルトはポークカツレツの豚肉の寄生虫によって死んだと説いた説があります。

うーん、これは現在証明は困難ですが、実際、当時の売れなかった二流の音楽家達はモーツァルトを非常に敵対視していた為、可能性がある事はありますが・・。

また、死後にウィーンの新聞は「毒殺されたのではないか」と報じたんですよね~。
1820年ごろになると、ウィーンではロッシーニを担ぐイタリア派とウェーバーを担ぐドイツ派の論争・対立の中で「サリエリがモーツァルトを毒殺した」という噂が流行しました。
でも、きっと・・何かありそうですねぇ。

老いたサリエリは、1825年に死ぬまでこの噂に悩まされる事になったそうで・・・それはそれで可愛そうですよね。^^;

この噂をアイデアとして、『モーツァルトとサリエリ』や『アマデウス』などの作品が作られたそうなんですが。(笑)

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